若松整体療術院 の日記
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愚者の技に効き目なし?
2019.11.08
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先日お越し下さりました合気系武道の60代後半の修行者の方との話ですが、思わず唸りました。その方の道場での稽古時に交代交代で相手を変えての技を掛け合う時に、自分の技が効くのが当然と言う感じの高段位の40代の方が「俺は決まってる~」鼻高々の自信家のような態度で道場生を小馬鹿に見ていたようです。他の方々は心優しく効いているふりをして過ごしていたようですが、当院のお客様はカチーンと着ていたので相手した時に技は受けない、効かないと心に決め受けたそうです。当然の如く効くはずもなく、ただ力んで力任せに投げようとしても投げられない。相手は納得がいかずに面白くない顔をして交代したそうですが、面白くなかったのか稽古後に「効かなかったのに納得がいかない、もう一度やらせてください」と言ってきたそうです。が当院のお客様は60代後半のずば抜けた身体能力と武道経験の長い方なのですが、その方に「やらせて下さい」とは私でしたら言えないですが、その辺からの勘違い野郎なのでしょう?「その結果はどうしたのですか?」とお聞きすると、「何もさせずに、1歩も動かずに効きませんでした」流石です。相手はどうしたのかと聞くと、面白くなさそうに不貞腐れていたそうです。「そんなだから技が出来ない、効かないのだろう」部外者の私が聞いただけでもダメな高段者の彼なのでしょう。空手、柔道などは目に見えての勝負と結果出ますが、合気系武道は試合がないので段位だけが独り歩きしているのかな?と思い起される話でした。お客様曰く「若松さん、私はよく飛べますよ、受け身を取っていくらでも投げられますが、相手によりけりですね」来年あたりは私達の道場に顔を出してみたいと、おっしゃっていました。